読者の悩み
忙しくて論文読むの面倒くさい、いきなり文章書いた方がいいんじゃないの?参考文献を読んでるけど論文書けません。
この記事を読むと参考文献を読む意義がわかり、どんなものを取捨選択すべきかはっきりします。症例報告の完成に邁進できます。急がば回れです。
この記事を書く私は2016年から症例報告を書いたり指導してきました。独学で身につけた方法を教えします。
参考文献は溢れるほど読みましょう。
症例報告を論文にする時は、参考文献は30編くらいは読みましょうと以前のブログでお話ししました。時間がない方はいきなり書き始めてしまうかもですが、ダメ絶対です。最初に参考文献を必ず集めて読み込みましょう。溢れるほどです。溢れるほどインプットを繰り返すと自然と文章が溢れてきます。深掘りします。
文章書くには圧倒的なインプットが必要な理由
文章をさらさら書ける人ってインプットが圧倒的だと思うんです。かなり読み込んでいる、知識量もすごい。インプットしたものが溢れてきて文章にしているんです。2007年に卒業論文を書く機会がありました。まず言われたのは参考文献集めろ、でした。テーマと似たものを集めました。2009年に症例報告の論文を書く機会を与えられました。その当時の僕は似たテーマ、キーワードが含まれているもの10編ほど集めたと思います。でも最後まで書ききれませんでした。症例の箇所は見よう見まねで書けてましたが、考察で筆がとまっていました。2016年、僕は参考文献をたくさん集めて読み込みようにしました。
1.疾患そのものの知識を入れる、誰よりも知識が豊富となるように
2.どの論文にも引用されているキーとなる論文は必ず読む
3.投稿したいジャーナルの好みのスタイルを見極める
4.ストーリー展開を真似る
良い論文は必ずストーリーがあります。そのストーリー展開を真似ましょう。キーワードを置き換えてみることで出会えると思います。
過去の自分は1.しかやっていませんでした。2016年以降は2.3.4を追加したことで論文を書き切り掲載されるに至りました。1だけならみなさんやっています。是非3.4を意識して新たな参考文献を集めて下さい。